ラズパイZeroまたはZero WをUSBケーブル1本でPCやMacに接続する方法。

ラズパイって、少なくともRaspbianの初期セットアップ時、キーボード、マウス及びモニタが必用だと思っていました。

ところが最近、ZeroとZero Wに限っては、USBケーブルで接続したPCやMacからリモートログインできるため,キーボード等を一度も接続することなくセットアップできることを知りました。

そこで、キーボード等を一切使わずに、ラズパイZeroにRaspbianを導入してログインするまでを試してみました。 なお、ラズパイと接続するのはMacです。

1. Raspbianの入手

こちらの手順に従ってにSDカードにRaspbianを書き込んでいきます。
ただし,今回セットアップするZeroはデスクトップ環境を一切使わないので,Lite版をインストールすることにします。
執筆時のバージョンはRaspbian Stretch Lite (2017-09-07)。

Raspbianのダウンロード(公式)

 

2. SDへ書き込む

Etcherを使えば簡単に書き込めます。
ダウンロード&解凍で得たRaspbianのイメージファイル,SDカードを挿入したライタ,をEtherに設定して,Flash!ボタンを押します。

 

書き込みが終わったら,SDカードを抜き取ってもう1度挿入し,bootボリュームをマウントします。

 

3. bootボリューム内の一部ファイルを修正

こちらを参考にしました。

 

編集するファイルは3つです。

config.txt

次のコマンドでファイルを開きます。

最終行に次の内容を追加します。

 

cmdline.txt

次のコマンドでファイルを開きます。

rootwaitquietの間にmodules-load=dwc2,g_etherを挿入します。

編集後の内容は次のとおりです。

 

ssh

現行のRaspbianは,デフォルトでsshによるログインが無効になっていて,モニタやキーボードを接続してローカルからログインする必要があります。でも,ファイル/boot/sshが存在すると,初回起動時にsshが有効になるようです。

なので、作ります。

以上の作業が終わったらMacからSDカードをアンマウントし,Zeroに挿入します。

 

4. 起動

MacのUSBポートとラズパイのUSBポート(PWRではありません)をUSBケーブルで結びます。
USBケーブルは、一般的なUSB(Aオス)—microUSB(オス)でOK。

Mac側のUSBボートから500mAの電流をZeroに供給できるので、余裕でZeroを駆動できます。
ただし、Macがスリープしてラズパイへの給電が途絶えると困ります。そんなときは、ACアダプタ等からもう1本ケーブルを引き、PWR端子に接続すると良いでしょう。

起動の際に,ラズパイ上のACTランプがチカチカします。チカチカが落ち着くまで,2分程度待ちましょう。

 

5. インターネット共有

ZeroとMac間のUSBケーブルによるネットワークには、リンクローカルアドレス(169.254.xxx.xxx)が割り振られます。このままではZeroからインターネットに接続することが出来ないので、Macを中継してインターネットに接続できるようにインターネット共有を設定します。

Macにて「環境設定」→「共有」→「インターネット共有」を選択します。

「共有する接続経路」には,Macがインターネット接続に使っているネットワークを指定します。私の環境では「Wi-Fi」です。

「相手のコンピュータのポート」、つまり、USB接続したZeroのポートである「RNDIS/Ethernet Gadget」にチェックを入れます。

最後に「インターネット共有」にチェックを入れます。

6. ログイン

Macのターミナルを起動し,次のコマンドでZeroにログインしてみます。
初期パスワードは”raspberry”です。

USBケーブル1本でラズパイに接続することが出来ました。あとはZeroの設定を自由に煽ることが出来ます。

インターネットに接続できるか、pingを打ってみると応答有り。ちゃんと繋がっています。

 

以上,USBケーブル1本によるZeroへの接続実験でした。

 

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。