Mac mini 2012から2018へアップグレードする。その2

mac mini 2012→2018へ移行するお話(その1)の続きです。
内蔵ストレージが128GBしかないmini 2018に外付けHDDを増設して、そこへmini 2012のホームディレクトリ(約500GB)を移行させるプロジェクト。

1 mini 2012での作業

1.1 外付けHDDの準備

内蔵SSDに対して外付けストレージはスピード面でかなり分が悪いです。そこで、なるべく高速化を図るためにRAIDケース(USB3.1 Gen2)を買いました。そこへSSDを2個刺したいところですが、モニタも新調するためにお金がありません。6年間連続運転中の手持ちの3TB HDD 2台を再利用することにしました。

ところが、ケースにHDDを刺してmini 2012に接続した途端に1台が故障。2台ともサクッと入れ替えたいところですがお金がないので1台だけ新調しました(涙)。SMARTでHDDを診断してみると、生き残った1台もちょい怪しいけど見なかったことにします。

少しでもスピードを上げたいのでRAID0で運用します。3TBx2=6TB。容量だけは無駄に広いです。
「ディスクユーティリティー」で外付けHDDをAPFSでフォーマットしました。ホームディレクトリを置くのでセキュリティのために暗号化します。名称は「HDD6T」です。

APFSは、パーティションの作成・削除、パーティション間でディスク容量をシェア、暗号・復号化などを運用しながら出来ちゃう所が素敵です。

RAID0だし片割れが心許ない中古HDDだし、いつデータ飛ぶか分かりません。そこはTime Machineで補うことにします。

 

1.2 ホームディレクトリを外付けHDDにコピー

mini 2012→2018へ移行するユーザ(ここではtest2)のホームディレクトリを外付けストレージへまるごとコピーします。

まず、コピー先のディレクトリを外付けHDDに作ります。

丸ごとコピー

1.3 ユーザIDの確認

移行元のmini 2012と移行先のmini 2018でtest2のユーザIDを同一にしたいので確認します。

mini 2012と2018、それぞれのtest2のユーザIDを同一にすると、HDDをつなぎ替えてもHDD内にコピーしたファイルの所有者が相変わらずtest2となり引越が楽ちんになるからです。ユーザ名が一緒でもID違っちゃうと別ユーザ扱いとなるため面倒なことになります。

「システム環境設定」から「ユーザとグループ」を選びます。
(1)管理者パスワードで鍵を開け、(2)test2をマウス右クリック(あるいはトラックパッドを2本指タップ)して「詳細オプション…」を選択します。

test2のユーザIDは506でした。

 

2 mini 2018での作業

2.1 外付けHDDのマウント

mini2012から外付けHDDを取り外し、2018に接続します。
mini2018にて適当なユーザ(管理者)でログインします。
外付けHDDのパスワードを聞かれたら入力してマウントします。

2.2 ユーザtest2を作成

「システム環境設定」から「ユーザとグループ」を選びます。
新規ユーザ「test2」を作成します。なお、後ほどsudoコマンドを使うので「このコンピュータの管理を許可」にチェックを入れます。
1.3でユーザIDを調べたときと同様に、「詳細オプション…」を開き、ユーザIDに「506」を設定します。これで、外付けHDD内のファイルはtest2の所有となります。

2.3 ホームディレクトリを外付けHDDに変更

まず、現在ログイン中のユーザをログアウトさせ、ユーザtest2でログインします。

「システム環境設定」から「ユーザとグループ」を選びます。
先ほどと同様にtest2の「詳細オプション…」を開きます。
ホームディレクトリに外付けHDD内の「/Volumes/Users/test2」を指定します。

 

2.4 ホームを外付けHDDへ移行後のログイン方法

設定変更後、再起動します。
(重要)再起動直後にtest2でログインしてはいけません。test2のホームディレクトリは外付けHDDにありますが、まだ、暗号化されていてマウントされていないからです。ログインしようとしても失敗します。

再起動直後は、内蔵SSDにホームディレクトリがあるユーザでログインします。外付けHDDのパスワードを聞かれるので入力すれば外付けHDDがマウントされます。

満を持してtest2でログインしましょう。

2.5 シンボリックリンクを作成

ターミナルでホームのパスを確認すると、外付けHDDであることが確認できます。

ホームのパスが「/Users/ユーザ名」で決め打ちのソフトもあるらしく、そんなソフトで不具合が生じないように対策します。

もう不要になった元のホームディレクトリを抹消し、外付けHDDへシンボリックリングを張ります。
これで「/Users/test2」も「/Volumes/HDD6T/Users/test2」も同じ外付けHDDです。

2.6 ホームディレクトリのパスを元通りにする

シンボリックリンクを張ることで「/Users/test2」も「/Volumes//HDD6T/Users/test2」も外付けHDDになりました。
なので、さっき「/Volumes/HDD6T/Users/test2」に変更したホームディレクトリのパスを「/Users/test2」に復帰させても良いでしょう。そこで、さっきと同様の手順で元に戻しました。

 

設定変更後に再起動して、2.4の手順を守りながらtest2にログインします。
「~」が元通りの「/Users/test2」になって気持ちが落ち着く以外は、何の得も損も無いと思います。
やってもやらなくてもお好みで。

 

3 まとめ

これでファイル容量が大きいmini 2012から容量が小さいmini 2018へ環境移行することが出来ました。

ポイントは次の2つです。

  • ホームディレクトリをどうやって外付けHDDへ移動するのか
  • 絶対パス問題をどうやってクリアするか

ここさえクリアできれば、私のとった(邪道な)HDDまるごとつなぎ替え方法や、(正当な)「移行アシスタント」と「Time Machine」による復元法で、移行が完了できると思います。

このような移行方法を余儀なくされる人がどれだけ居るか分かりませんが一助になればと思います。

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