第6回: VNCサーバをインストール

カメラで画像を扱うからには、ターミナルのテキスト環境だけでは苦しい。
かといって、Pi2にモニタやマウスやキーボードを接続するのは軽快さが損なわれる。
そこで、VNCによるリモートデスクトップ環境を構築する。

当サイトの「Raspberry Pi Zeroセットアップ 完全ガイド」>「第12回: VNCサーバのセットアップ」においてVNCサーバについて紹介したが、VNCサーバ「tightvncserver」はOpenGLに非対応であることが判明した。カメラ+OpenCV+VNCの環境ではOpenGLが必須であることから、OpenGLに対応するVNCサーバ「vnc4server」をインストールする。

 

2016.09.30 追記

RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL (Sep. 2016)以降、RealVNCが標準で搭載されたため、別途インストールする必要がなくなりました。vncserverの有効/無効化はraspi-configで設定します。

追記はここまで

 

0. ファームウェアとパッケージの更新

VNC関連でいろいろとトラブルが発生して悩んだが、ファームウェアとパッケージを最新にアップデートしたらあっさりと解決した。まずは、アップデートしよう。

ファームウェアのアップデートは次のコマンド。

パッケージのリストを更新するには、

インストール済のパッケージのアップグレードは、

ちなみに,保留になってしまったパッケージをアップグレードするには

ちなみに,依存関係が解消されて不要になったパッケージの削除は

そして、再起動。

 

1. vnc4serverのインストール

次のコマンドでインストール。

 

2. VNCサーバの起動

次のコマンドでVNCサーバを起動する。
初回のみパスワードの設定を求められるので入力する。

:1はX Windowのセッション番号。ローカルにてGUI環境(startx)を立ち上げると:0が割り当てられる。そこで、VNCサーバには:1を割り当てた。

ちなみに、複数のVNCサーバを立ち上げて、番号:1、:2、:3…を割り当てることも可能。
その場合、:1にはポート番号5901、:2にはポート番号5902…が割り当てられ、別々に接続できる。

3. Macから接続テスト

MacのFinderのメニューから、「移動」>「サーバに接続…」を選択する。
サーバアドレスとして、「vnc://IPアドレス又はドメインネーム:ポート番号」を入力し、「接続」ボタンを押す。
私の環境では次のとおり。

スクリーンショット 2016-05-27 23.59.30

パスワードを求められるので、先ほど設定したパスワードを入力する。

スクリーンショット 2016-05-28 0.02.05

見慣れたデスクトップと違い、殺風景なデスクトップが表示される。
マウス右クリックからターミナルを起動できる。なので取りあえず問題なし。

スクリーンショット 2016-05-28 18.36.20

いつものデスクトップが良いなら「~/.vnc/xstartup」を編集する。

内容は次のとおり。

VNCサーバを一旦終了して再起動する。

再度MacからPi2にVNCで接続すると…
いつものデスクトップ。

スクリーンショット 2016-05-28 18.44.42

 

4. VNCサーバの自動起動

Raspberry PiのオフィシャルサイトにVNCに関するドキュメントがある。それを参考に、ディスプレイマネージャー「lightdm」を停止し、vnc4serverによるXセッションを自動起動するように設定する。

lightdmを抑止するには、

 

vnc4serverを自動起動するスクリプト「vncboot」を作成する。

内容は次のとおり。

 

スクリプトのアクセス権の変更と自動起動設定。その後再起動。

 

「3.Macから接続テスト」の手順で接続できればVNCの設定終了。


☝ 目次

☜ 第5回: OpenCVのインストール

第7回: OpenCVからカメラモジュールを操作する


2016-05-28 作成

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