第13回: ラズパイをROM化する その2(fsprotectのインストール)

ラズパイのROM化に向け、前回はカーネルにaufsを組み込んだ。今回はfsprotectをインストールする。

1. fsprotectのインストール

次のコマンドでfsprotectをインストールする。

 

2. initramfsイメージ

次のコマンドでinitramfsイメージを作る。

 

「/boot/config.txt」を編集して、initramfsイメージファイルを追記する。

ファイルを開くコマンド。

 

編集ファイルに追記する内容は次のとおり。initramfsイメージを指定する。

 

3. fsprotectを有効化

「/boot/cmdline.txt」を編集する。そのコマンドは次のとおり。

 

行末に「fsprotect」を追加する。

 

4. ROM化を確認する

ラズパイを再起動する。

 

「df -h」でファイルシステムを確認し、「none」が確認できたらROM化成功。

 

新規に「test.txt」を作成する。ディレクトリの内容を確認すると、確かにファイルが存在する。

 

fsprotectを導入したラズパイでは、更新ファイルがRAMディスクに保存されるため、再起動後には抹消される。

再起動した後、test.txtを確認してみる。

再起動

ディレクトリを確認。

確かに、test.txtが消失した。

以上、ラズパイのROM化に成功。

 

実は、この段階でラズパイのROM化は完全ではない。というのは、SDカードの2つのパーティションのうち、「/」はライトアクセスが禁止されている。だが「/boot」は依然として読み書きが可能である。

/bootはラズパイの起動時にアクセスされる。だが、起動後はアクセスされないパーティションである。よって、起動後に電源をブッチしても/bootが破壊される確率は極めて低いと考えられる。

 

5. ROM化を解除するには

新規にソフトウェアをインストールするなど、ROM化を解除して従来どおりに読み書き出来るようにしたい場合は、「/boot/cmdline.txt」を編集し、行末の「fsprotect」を削除して再起動する。

 


☝ 目次

第12回: ラズパイをROM化する その1(カスタムカーネルのインストール)

第14回: Coming Soon… ☞


2016-07-02 作成
2016-07-04 更新

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